結婚相談所の現実|IBJ2023年のデータで見る会員の実態
入会面談の際に一番多く聞かれることが、“実際にはどのような会員がいるか”ということです。
お金を払って活動するのですから、自分の希望に合う人と出会えるのか気になるところですよね。
IBJが公開している実際のデータから、どのような会員がいるのかを少し見ていきたいと思います。
IBJについて
IBJとは「日本結婚相談所連盟」のことで、その会員数は全国で9万人となっており、業界最大規模の結婚相談所連盟です。
成婚数は年間12,527名、マッチングだけには留まらないトータルサポートで、結婚を望む多くの人々を成婚へと導いています。
2023年IBJ会員データ
- 学歴
男性女性ともに、ほとんどの方が、大卒もしくは大学院卒であることがわかります。
メリットとしては、大卒以上の学歴を持つ方と結婚すると、経済的に安定した生活を送りやすくなるということです。
女性は男性に生活の安定を求めることが多く、婚活する上で年収は重視される項目となっています。そして大卒以上の方は職業の選択肢も多く、キャリア転職も見込めるため、学歴の高さは魅力的なポイントであると言えます。
また最近の男性は共働きで世帯年収1000万円以上を求める方が増えているため、男性にとっても女性の学歴は重視される項目になっています。
IBJには大卒・大学院卒の方が多く在籍しているため、安定した生活を求める方も安心して結婚相手を探すことができるのです。
あえてデメリットを書かせていただくとしたら、高学歴の方は自信がありご自身の意思を強くお持ちの方も多いので、それが原因で喧嘩になることも考えられます。
結婚生活においては、相手の感情を汲み取ることが大切です。論理的になって相手を理詰めしてしまったり、自分の正しさを相手に押し付けてしまうところはないか、自分自身はどうか考えてみてください。
- 年収
IBJが公表している、男性会員の年収別データです。
これを見ると、年収500万円〜699万円の層が一番多く次いで、700万円〜999万円と400万円〜499万円の方が多いことがわかります。
国税庁が発表した「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、2022年の日本の平均年収は458万円。
年齢別の平均年収を見てみると、20代が352万円、30代が447万円、40代が511万円、50代以上が607万円となっております。そして性別によっても差があることがわかります。
年代 | 全体 | 男性 | 女性 |
20代 | 352万円 | 377万円 | 329万円 |
30代 | 447万円 | 494万円 | 383万円 |
40代 | 511万円 | 585万円 | 410万円 |
50代以上 | 607万円 | 674万円 | 434万円 |
この男女別の差を考慮しても、IBJには日本の平均年収よりも年収が高い人が数多く在籍していることがわかります。
婚活をする上で重要視されることの多い年収ですが、本当に大切なのは今の年収ではなくこれからどうなっていくかということ。
数字だけに惑わされるのではなく、その人の仕事に対する姿するポテンシャルや、将来性なども大切。
しっかりと話をして、お金に対する価値観が合うかなどを見極めることも必要です。
- 年齢別会員数
IBJには、30歳〜40歳前半の方が一番多く在籍されています。
社会に出て、仕事や年収も安定し、趣味やご自分の時間を楽しむなど、いろんな経験を積まれた魅力的な方がたくさんいらっしゃいます。
「それなら、30後半くらいに結婚を考えればいいか♪」と思った方は大間違いです。
特に男性会員の中にはお子さんを希望している方も多く、相手の年齢を気にされる方がほとんどです。
ご自身の年齢以下〜10歳年下をご希望される方もたくさんいらっしゃいます。
婚活市場においては、35歳を過ぎるとその市場価値は下がると言われています。
どんなに綺麗で素敵な38歳の方でも、“35歳まで”と検索をかけられてしまったら、検索結果にすら出てこれないのです。
男性においても、年齢が上がるほどに求められる内面の要素は多くなり、年収も厳しくみられるようになります。
婚活をしている人で結構多いのが、20代後半くらいから一度結婚へ向けてアプリをやってみたり、飲み会に参加してみたり行動していたけれど、なかなかお相手が見つからずに婚活を諦め、一番の適齢期に婚活市場から離脱してしまう。そして、30代後半や40歳になってから焦ってまた婚活を始めたけれど、うまくいかないという方です。
一度は婚活してみたけれど、うまくいかずに面倒になったり、恋人と破局して深く傷ついてしまい、もういいやと婚活を諦め自分の趣味や独身仲間との時間を謳歌する。
結婚が全てではないし、それはそれでありだと思います。
しかし一度結婚したいと思ったかたは必ずと言っていいほど、最終的に人を愛することを望むのです。
その時に、時の流れを後悔しないために、現実を知っておく必要があります。
あなたにとって、今日が一番若い日であることを、忘れてはいけないのです。
結婚相談所の実態まとめ
- 高学歴が多い
- 年収高い人多い
- 30代から40代の方が多い
- 婚活での市場価値は35歳から下がる
- 男性は内面の要素を磨け
結婚相談所では、高学歴や高収入の方が多く安心して結婚相手を探せることがわかりましたが、それに該当しない方が結婚相談所で結婚できないというわけではありません。
求められる条件はどの媒体でもさほど変わらないため、アプリなら上手くいくなんてこともないでしょう。
それなら、どうすればよいか。
自分のスペックに自信がない方は、自分にない条件に目を向けるのではなく、今自分にあるものを伸ばして、そこを強みに変えていきましょう。
相手に喜ばれそうな特技(料理や運動能力、運転技術など)を伸ばすもよし、共通の趣味でお互いに惹かれ合うこともあるので、趣味に自信を持つもよし。
結婚相手に求めることは肩書きの条件よりも内面を重視するかたが非常に多いです。
自分のスペックに自信がなくても、内面を磨くことで相手に好印象を与えることができます。
自分に自信を持っている人はそれだけで、相手にとっても魅力的に見えるのです。
また、特に最近若い女性の傾向として、年収や学歴といった条件ではなく、相手の価値観を重視する人が多く見受けられます。ルッキズムや学歴主義といった風潮がなくなってきているともいえます。
年収に関しても、世帯年収で考える方が多く、年収1000万円以上の人じゃないとイヤ!というような人がほとんどいません。
年収よりも、家事育児に対して主体性があるかどうか、意見の違いのすり合わせができる相手かどうかを見ている方がとても多い傾向にあります。
価値観は人それぞれ。
全ての人が、学歴や年収や年齢だけを重視しているわけではありません。
あなたにないものではなく、あなたが持っているものに魅力を感じる人はきっといます。
自分のスペックにコンプレックスを持ったままだと、それが鎧になり、あなたの魅力もうまく相手に伝わりません。
結婚相談所Sweettenでは、あなたが持っている本来の魅力に目をむけ、お見合いや交際の中でよりその魅力が伝わるように、一緒に伸ばし、幸せな成婚へと導きます。
結婚相談所Sweetten 代表 野口かすみ